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9月 23 2008
さつまいも プリント
2008/09/23 火曜日 15:00:00 JST

伊佐舞

素材】

 薩摩芋、または甘藷(かんしょ)とも呼ばれる、ヒルガオ科サツマイモ属の植物、あるいはその食用部分である根の部分を指す。別名に、唐芋(からいも、とういも)琉球藷(りゅうきゅういも)など。花はピンク色でアサガオに似ているが、短日性であるため、九州沖縄以外の本州ではあまり開花しない。

 原産は中米といわれ、これを主食にしている地域もある。また一部地域では若い葉や茎も食用として用いられる。春に植え付け、晩夏から秋にかけて収穫する。また、肥料を与えすぎると、葉や茎が栄養を吸いすぎて育ちすぎる。そのため、根があまり成長せず、収穫が少なくなることもある。ベニアズマベニコマチ紅赤(べにあか)、金時などの品種がある。でんぷん原料用としては、シロユタカ、シロサツマ、コガネセンガン(黄金千貫)など。また天然着色料の原料として、七福人参(課露天色素を多く含む)琉球紫パープルスイートロード(アントシアニン色素を多く含む)などがある。

 でんぷんが豊富でビタミンCや食物繊維を多く含み、便秘やダイエットにも効き目があるとして健康志向にあわせて人気がある。加熱してもビタミンCが壊れにくい特長がある。

 

世界では?

 

 世界食料機構が発表した統計資料(FAO Production Yearbook 2002)によると、2002年の全世界における生産量は1億3600万トンであり、主食となるイモ類ではじゃがいも(同3億700万トン)に次ぐ。生産地域は中国に極端に集中しており(ジャガイモの生産量も中国が首位にある)、総生産量の84%にも及ぶ1億1500万トンで、その大部分は酒類等への加工 用である。次いでウガンダの250万トン(1.8%)、ナイジェリアの250万トン(1.8%)、インドネシアの175万トン(1.3%)、ベトナムの 173万トン(1.3%)と続く。日本の生産量103万トン(世界シェア0.8%)であり、順位では8位である。


歴史・文化

 もともとは南米大陸, ペルー熱帯地方から東南アジアに伝来し、そこから中国を経て1604年、沖縄に伝わった。その後薩摩藩主の島津家久が琉球を攻め、他の文物・情報とともに さつまいもも九州に伝わった。このため、中国から伝わった沖縄や九州では「唐芋」、沖縄から伝来した北部九州では「琉球藷」、九州から伝来した本州では 「薩摩芋」と呼ばれる。

  1732年の享保の大飢饉により西日本が大凶作に見舞われ深刻な食料不足におちいる中、長崎県と鹿児島県では餓死者を出さなかったといわれ、枯れ地でも繁殖力の強いサツマイモの有用性を広く知らしめることとなった。八代将軍徳川吉宗はサツマイモの栽培を関東に広めようと決意し、儒学者の青木昆陽を起用して 栽培が行われた。

 太平洋戦争の食糧難の時期にも国民の食を支えてきたが、食糧事情が良くなるにつれ、おやつやお菓子の原料として見なされるようになった。近年、健康食品やいも焼酎の原料として注目されている。

 日本における主産地は鹿児島県茨城県千葉県宮崎県徳島県が全国のトップ5県。この5県で全国の8割、とりわけ鹿児島県は全国の4割を産する(2005年産農林水産省作物統計)。でんぷん原料用としての作付けも多い。

 秋にはサツマイモの「芋掘り」を観光農園などで体験することができる。サツマイモは収穫しやすく、探り掘りの楽しみもあり、掘った後の調理も比較的簡単なので、学校行事等で芋掘りを行うことも多い。幼稚園や保育所などで、秋の行事として定着しているところも少なくない。

 

             芋畑(Wikipediaより)

 

いも焼酎仕込みの様子(SSI焼酎作り体験実習より)

【調理・加工】