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10月 08 2008
安全ってお金で買うもの?誰のもの? プリント
2008/10/08 水曜日 13:00:00 JST

 

 

 

 

 

 

 


 

日本は高い!は本当か

 フランスでは、BIO(自然農法の作物)が数年前からブーム。皆さんもご存じのとおり、日本へもBIOワインがかなり、輸入されていますね。でもそのお値段は??

 ここフランスのほとんどのスーパーにBIO野菜のコーナーも設置されるようになりました、まるでブランドコーナーのように。その値段、従来の野菜に比べ約4~5割増し。

 

 ヨーロッパ、アメリカは日本に比べて食料品が安いイメージが昔からありますが、今ではヨーロッパ、特にフランスは決してそうではありません。通貨がフランからヨーロに変わったとき、食料品を含めほとんどのものが一斉値上げ、また換算後の一律切り上げ等を行いました。あれとこれが値上がった!という次元ではありません、スーパーの大きなカートに買いこまれるすべてのものがお高くなったのですよ。

 そんな事情の中でのBIOブーム?変ですよね。言い方は悪いですが、金持ちはいるんです。値上げも物価高もあまり関係ないっていう人たち。つまり、日本では「今、フランスで○○がブーム!」なんて報道がちょくちょくされてますが、そういうのって実は一般庶民の話ではなかったりするわけです。

 

 だから「BIO食品が良いのはわかってる→でも毎日口にするものがそんな値段じゃとても買えない・・→『安全』って結局はお金で買うしかないのよねぇ」なんて感覚が庶民に定着しちゃっているこの国にとって、長年日本という国は「うらやましい~!」の対象だったのです。「すべての国民のために日本政府はエトセトラ、、」なんて報道が、実は世界中に配信されていて、それらをしょっちゅう目にしている国民からすれば「日本って国では政府が常に国民生活の安定を目指して、安心も確保されているのか!」と羨望の的でした。

 


 ががががが!8月の元○○農相のTVでの「日本の消費者は口やかましいから・・・」なんて発言に始まり、今の事故米騒動、中国輸入食品騒動・・・「羨ましいほど安全安心の日本に何が起きたの??」って不思議に思うばかり。

 加えて、今年の流行語大賞になる勢いで「風評被害」なんて言葉がバンバン出ていますが、“安心安全は自分で確保しなきゃいけない”というスタンスのもとに暮 らすフランス、海外の人からすると、やたらと被害者意識ばかりを強調する日本のニュースに、今や「:::。。。。。・・・・・×××で、首相がどうしたっ て。。。」とすっかりしらけきったムードさえ蔓延しはじめております。。

 2007 年から2008年にかけて「日仏交流150周年記念行事」として様々なイベントが行われています。日本文化、日本料理がヨーロッパにますます再浸透する きっかけ年に!!!という貴重で重要な時期なのに、これらの悲しい事件とさみしい政府の対応のニュースを目にするにつけ、日本人として、お恥ずかしいいい いい!と感じるばかりです。

 

 食の安全って、誰のため?やっぱり欧米の人達の感覚通り、お金で買うものなんでしょうか?今我々が真っ先に優先的に必要としているものは何か?食ism 会員の皆様はお分かりの通り、決して被害者意識なんかじゃないですよね。飲食の健康効果に関する書物、情報、報道は氾濫しています。いろんな立場のいろんな人から様々な見解があります。商品購入意欲を高めるためのビジネス戦略報道に惑わされることなく、真の情報キャッチと食ism会員間での情報共有化を目 指せればいいですね。頑張れニッポン国民、そして「飲食のプロ」食ismイズム会員!

 

 


 
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